3.きものを着ましょう。
きものと着付けに必要な、帯・帯揚げ、帯締め、帯板、帯枕、ウエストベルト、腰紐一式、用意しましょう。
下準備
きものの衿を内側におり、ホック(糸がついている場合は糸引いて整える)を留め、えり幅を折りましょう。
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さぁ、これから きものを着ましょう。
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長襦袢の時と同様。掛衿と掛衿を合わせて片方の手で持ちましょう。
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きものを肩からはおり胸元でかけ衿とかけ衿を合わせましょう。
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両袖を肘から抜くように通しましょう。
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きものと長襦袢のそでの振りをきちんと合わせましょう。
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左右のそで口を持ち、背縫いが中心にくるようにしましょう。
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胸元の中心で掛衿と掛衿合わせしょう。
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かけ衿とかけ衿を一方の手で持ち、もう一方の手で背縫い中心をつまんで下に引っぱり(衣紋)を抜きましょう。
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両手を衿先の持ちやすい位置(だいたい衿先から20cm上のところ)親指外 他の指は内側できものを持ちましょう。
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きものを身体に沿わせ、きものを持ち上げましょう。
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そのままきものを床すれすれまで下ろして着丈を決めましょう。
ポイント
着丈は床より1cmから2cmぐらい持ち上げたぐらいが綺麗です。
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着丈をくずさないように、上前の腰骨のところに持ってきて前幅を決めましょう。
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上前をゆるまないように開き、下前を合わせてから、つま先(たてづま)を10cm上げ下前に入れ込みましょう。
補足
つま先(たてづま)を上げると裾がすぼまるので細く見る効果があります。
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上前を戻してしっかり腰骨の辺りを右手で押さえて衿を直しましょう。
補足
上前のつま先(たてづま)も5cm程度上げておくとよりきれいに見えます。
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おはしよりも整えましょう。
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上前を右手でしっかり押さえて、左で腰紐(ここではウエストゴムベルト)の中心を持って前にあて後ろで紐を交差させ前に戻してゴムなので伸びるようになるべく伸ばした状態で金具でとめます。
補足
鍵玄では腰紐を体に合わせて伸縮するようなゴム織りをおすすめしてます。
ウエストに合わせて調節でき、また着崩れ防止、何より食事をしても伸縮性があるのでお腹が苦しくないメリットがあります。ご利用下さい。 -
おはしより前後ウエストベルトから出ているか確認しましょう。
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このような感じです。
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袖脇(身八つ口)から両手を入れ、後ろのおはしよりを整えましょう。
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前も下前は身八つ口から、上前は掛衿を持ち左右平行に引っぱり衿・おはしよりのばしましょう。
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もう一度胸の中心で掛衿と掛衿を合わせて衿、衣紋が詰まってないか確認しましょう。
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下前の衿、上前の衿がしわが出来てないか確認しながら整えましょう。
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両耳の後ろに手を沿え、きものの衿を長襦袢の半えりより1cm程度出しましょう半えりが出ないように気をつけましょう。
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のどのくぼみが隠れているか・半えりが2cm程のぞかせているのを確認しましょう。
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ここではしっかり衿おはしよりきれいに整えて次に進みましょう。
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アンダーバストに腰紐をあてきもののしわを伸ばしながら後ろで交差させ、きつすぎない程度に2回かけて左右ひもをねじり、結びましょう。
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ひもの端は、ウエストに巻いた腰紐にはさみましょう。
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長襦袢同様、袖脇(身八っ口)にしわやたるみが出来るので左右ともに後身頃を前に引きよせ。前身頃でかぶせるように始末していきましょう。
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こんな感じです。
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おはしよりを押さえるように、伊達締めを当てましょう。
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伊達締めも前から後ろに回して交差させ、そのまま前に苦しくない程度に締め、体の左側で2回かけ左右にねじって両端を伊達締めにはさんでおきましょう。
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きものの着付けはできあがりです。きれいに着れました。